借金に苦しみ強盗を働き、一家心中を図った父親

住宅購入に関するトラブルによって起こった悲劇の数々

すなわち、①家賃・地代、ローン返済額の家計支出に占める割合は、収入によって大きな差がないが、民営借家およびローン負担のある持家でとくに大きい。②子どもが小・中学生の段階になると、食料費の増加と教育費の増加が車なり、文化的費用が圧縮されるが、低収入層の民営借家居住者では、とくにその傾向がいちじるしい。持家層でも、ローン返済負担のあるものは同様の支出行動を示している。従来の家計支出は、収入を基礎とし収入の範囲内できまった。しかし現在は、必要な支出が先にあり、それをカバーするために収入を得なけれぽならない。

農村からの出稼ぎもそういう面をもっているし、都市では主婦が働きに出る。そして、消費の高度化がいっそうすすみ、欲望と充足のあいだのギャップが大きくなると、窮乏感が深刻となるのである。公営借家供給の不足と高家賃化全国借地借家人組合(全借連)には、家賃や更新料の値上げをめぐって数多くの相談が来る。一九七八年三月から四月初旬までだけを見ても約四〇〇件をかぞえる。更新料をめぐる問題が倒半数、家賃値上げが四割近い。

川崎市のある主婦は、家賃四万一〇〇〇円の2DKに住んで一年後、契約更新料五万円、家賃四〇〇〇円アップ、不動産業者の手数料四万円を家主から要氷された。東京間借人協会にも、間借人からの訴えや相談がたえない。これらの相談を通じて見られる特徴は、家主、借家・間借人の双方が法律をよく知らないこど、契約に際して家主が過大の条件をつけ、借り手がそれをのんでいることである。たとえば、民間アパートの契約更新に際して、家賃値上げや更新料を請求する。
単身から2人、3人…と人数を増やしていくと引越しの相場はそれに比例するのかと考える方もいらっしゃいますが、そういうことはなく、実際は共有家具など増えてきますので上昇率がなだらかになってきます。
安い引越し業者は良いと思います、結構いろんな事にお金がかかりますし、家具とかの買い替えもあるので安いところを選んで効果的に節約をして全てうまく行えば良いと思います。


直接ローン返済のためでなくとも、それらが原因となって生じた苦しい家計をまかなうために、最後は高利のサラ金にまで手を出してしまうというのも、そのあらわれの一つである。サラ金悲劇は現代の社会問題の一つになっているが、それはぎりぎりのところでやりくりをしながら生活している人々の、せっぱつまった状態を示す象徴的な出来事といってよいであろう。

一九七八年一月から八月の間に、サラ金業者からの借金がもとで自殺した人は一三〇人、家出人一五〇二人、売春を強要された女性一二人、と警視庁の実態調査は報告している。借金の動機は、男性はギャンブル、営業資金、生活費の順、女性は生活費が多い、という。だが悲劇を見ないまでも、その背景には住宅ローン返済が大きな圧力として存在しているのではなかろうか。

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